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ポルトガル語 婉曲な言い回しで丁寧さを表現する方法をまとめるよ。

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日本語の敬語は本当に難しい。
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外国人で日本語の敬語までマスターしている人は半端なく勉強したんだろうな、と思う。
尊敬語、謙譲語、丁寧語。これらの言葉からも、日本という国は上下の関係、トップダウンの力関係が強い国だというのが分かる。それに比べると西洋言語は、日本でいうタメ口のような言葉づかいで、誰にでも話すことが多い。
ただそれでも、丁寧な表現はある。ポルトガル語の場合は、不完全過去形過去未来形がその役割を果たすことを知っておくと良いと思う。
代表的な例を今から紹介する。

Queria~
Poderia~
Gostaria~
Seria~


Queria~ (~したいのですが)

Queria saber o preço deste livro.
この本の値段が知りたいのですが。
Queria falar com o senhor Costa.
コスタさんと話がしたいのですが。

上のようになる。普通の文であれば、queriaではなく、queroつまり Eu quero~ でいい。それを少し、丁寧にしたい場合は、queria(quererの不完全過去形)を使う。

Poderia(~していただけますか?)

Poderia me fazer mais um café?
私にもう一杯コーヒーを作っていただけますか?
Poderia fazer o favor de me informar?
ちょっと教えていただけませんか?

これはかなり丁寧である。

Poderia me informar?

だけでも、同じような意味で可。
要するに本来のpoder(~できる)というのを丁寧にして、
できますでしょうか? → いただけますか?、となる。
Poderiaはpoderの過去未来形である。

Gostaria(queria,poderiaと同じように使える)

Eu gostaria de ler aquele livro.
私はあの本が読みたいのですが。
Você gostaria de me ensinar como falar o japonês?
私に日本語の話し方を教えていただけないでしょうか?

Gosta de ~ は~が好きです、の典型的な表現。

queriaとpoderiaの場合、
あまり、
Você queria~ とは言わない気がするし、
Eu poderia~ とも言わない気がする。

しかし、 gostariaは、
Eu gostaria ~ も、você gostaria~ も普通に現地で時々耳にしていた。
Goatariaはgostarの過去未来形。

Seria

これはブラジル人が使っているのを聞いて、僕が意味を推測し、勝手に使っているだけだが、たぶんあっていると思う。
丁寧な表現というよりも断定を避けた言い方である。
ちなみにseriaはserの過去未来形。

例えば次の文

È importante olhar seu olho de pessoa quando conversamos com alguem.
誰かと話をするときは、人の目を見るのが大切だ。

初めがÈなのですでに言い切っている。こういうときは場合によっては専門家並みの確信が感じられる。
しかし、ちょっと自信なさげに“~じゃないだろうか?”“~じゃないかな?”というときに、seriaとすることがある。

Seria importante olhar seu olho da pessoa quando conversamos com alguem?
誰かと話をするときは人の目を見るのが大切じゃないかな?(大切じゃないだろうか?)

このようになる。
何となくわかるかな?

もう一つ例。

Seria melhor nos ja partimos agora mesmo?
僕たちは今すぐ出発した方がいいじゃないかな?

日本人的な、和を尊びながら、提案する場合など結構使い勝手がいいので、覚えておくと良いと思う。
ちなみに文法書などにはserá queで同じような使い方が載っている。大体同じ意味だが、ブラジル人が使うのはseriaの方が多い気がする(あくまで僕の見立てです)。
以上

最後に丁寧表現でなぜ、不完全過去形や過去未来形を使うのかを考えてみた。

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今、仮に時制を大別して5つに分ける。
完全過去、不完全過去、過去未来、現在、未来。
婉曲に使うのは、不完全過去と過去未来形。
この二つに共通なのは、過去の継続だ。
説明思いつかないので省略。
ただおそらく、何か、婉曲の文章、フレーズにおいて
過去のある時においては肯定した上で、じゃあ現在はどうですか?”
というニュアンスから、丁寧な表現が出てくるのではないかと思う。
未来は、今どうしたいかと直接関係ない。
完全過去は、一点なので、肯定した瞬間はすでに過ぎ去っていることになる。

Poderia me ensinar disso?
“あなたはおそらく、私にそのことを教えてくれたようないい人だったと思いますが、今でも教えてくれますか?”

こんな感じ。
たぶんです。これもあくまで僕の予想です。