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ポルトガル語の代名詞の中で斜格代名詞の使い方をマスターしよう。意味で覚えてシンプルに考えるのが吉。

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ポルトガル語の代名詞はちょっとややこしく感じます。
単語としても短いので会話の中で聞き取るのは非常に困難だし、覚え方もおろそかになりやすいです。
僕もいまだによくわからない部分が多いですが、個人的にはシンプルに考えるのがいいと思う。
例えば『私に』と言いたいときは『me』を入れる。
『あなたに』と言いたいときは『te』を入れる、と言った具合です。

今回はそんなポルトガル語の代名詞の一部について紹介しようと思います。文法的には斜格代名詞といいます。

それでは。

斜格代名詞(Pronome Oblíquo)

斜格の人称代名詞は文の中で動詞または名詞の補語として機能します。人称代名詞は人の代名詞ですね。
次の例を見てください。

Ofertaram-nos flores. (間接目的)

この文の意味が分かりますか?
まず動詞はofertarです。ofertaramとなっているので、三人称複数形の過去形であることがわかります。つまり主語は『彼らは』ですが、省略されていますね。そのあとに-nosがついていて、これは『私たちに』という意味です。よってこの文を日本語に訳すと

『彼らは私たちに花束を贈呈しました。』

となります。どういう状況なのかよくわからないですが(笑)、意味としてはそうなります。わかりますか?
彼らは私に花束を贈呈しました。
としたい場合は、

Ofertaram-me flores.

でいいと思います。簡単ですよね?このようにシンプルに考えればいいです。
斜格代名詞は強勢、無強勢に変わります。次からそれを見ていきます。


無強勢の斜格代名詞(Pronome Oblíquo Átono)

前置詞を伴わない斜格代名詞は無強勢です。よって会話の中では聞き取りにくいです。自分で言うときは後に紹介するような『前置詞』+『強勢の斜格代名詞』を使い、はっきり発音するほうが確実に伝わります。
以下、例。

Ele me deu um presente.

これは日本語訳すると『彼は私にプレゼントを一つくれた。』となります。斜格代名詞が発音されるのは一瞬ですので聞き取るのが大変です。
これは最初に書いた、『私に』と言いたいときは『me』をつければいいです。
『te dou』と言ったら、『あなたにあげるよ』という意味になります。口語ではdar動詞と使う場面が結構ある気がします。もちろんほかの動詞でも使えます。
 動詞の後につけても、はっきり発音すれば意味は理解してもらえると思いますが、この場合は主語のすぐ後に置くことが多いです。
『彼は私に』という動作の矢印の方向をはっきりと認識することが使いこなすポイントです。英語と同じですね。日本語とは違い、助詞がない分、単語の配置や単語そのものが『動作の方向』の意味を含むということです。
無強勢の斜格代名詞を以下に示します。

1ª pessoa do singular (eu): me(私に、私を)
2ª pessoa do singular (tu): te(あなたに、あなたを)
3ª pessoa do singular (ele, ela): se(自分自身を、に), o(彼を、あなたを), a(彼女を、あなたを), lhe(彼に、彼女に、彼から、彼女から)
1ª pessoa do plural (nós): nos(私たちに、私たちを)
2ª pessoa do plural (vós): vos(あなたたちに、あなたたちを)
3ª pessoa do plural (eles, elas): se(自分自身を、に), os(彼らを), as(彼女らを), lhes(彼らに、彼女らに、彼らから、彼女らから)

いくつか例文を上げたいと思います。

Meu pai me ama muito.
私の父は『私を』とても愛してくれる。(直接目的)

Ele me telefonou ontem.(間接目的)
昨日彼は『私に』電話してきた。

Ele te viu ontem.(直接目的)
彼は『君を』昨日見かけた」

Vou te dizer a verdade.(間接目的)
私は『あなたに』本当のことを話そうと思う。

次にあげる『se』は非常にわかりづらいです。僕もよくはわかりません。辞書には再帰代名詞、3人称単数・複数形deitar-~のように不定詞の後につけられるとそれが再帰動詞であることも示す、とありますが。
基本的には『自分自身を』という意味があります。
ただし主語が三人称の場合に使われます。以下例文。

A mãe sentou sua filha no sofá e sentou-se no chão.
母親は娘をソファに座らせ、『自分は』床に座った。

この文章の後半は日本語では自動詞的に訳していますが、sentarには他動詞としての意味しかありません。ですので『se』が必要になります。自動詞としても他動詞としても機能する動詞の場合は『se』は必要ありません。
どういうことかというともし最後がsentou no chãoだった場合、おそらく文脈的に意味は伝わりますが、『母親は床に座らせた』となります。つまり他動詞なので誰を座らせたのかがわからなくなります。
この場合の『se』は母親自身を指します。よって『母親は自分自身を座らせた』というのが直訳です。しかし日本語ではそんな言い方はしないので『自分は床に座った』となるわけです。
これは動詞によりいますので、その都度覚えていくしかないかと思います。
もう少し例を挙げます。

Ele se matou.
彼は自殺した。

『matar』は『ころす』という意味の他動詞なのでやはり目的語が必要です。つまり『誰を』を示す語が必要です。この時の『se』はやはり自分自身を指しています。
『彼は自分自身を殺した』という意味なので『彼は自殺した』になるのです。
ちなみにEu se mateiとはいいません。『Eu』は一人称なのでEu me mateiになります。

Avistei-o na rua
私は『彼を』通りで見かけた。

Eu lhe comprei o carro.
私は彼からその車を買った。

いろいろな形があると感じますが、()の中に日本語で示したようにシンプルに考えてください。
me,te,se,nosまたは vosは直接目的にも間接目的にもなれます。それに対して、o, a, os, asは直接的目的としてのみ機能します。


強勢の斜格代名詞(Pronome Oblíquo Tônico)

強勢の斜格代名詞には常に前置詞が必要です。前置詞は『a』『para』『de』『com』などが使われます。それ故に強勢の斜格代名詞は文の中で間接的な目的語として機能します。強勢のアクセントを持ちます。
強勢の斜格代名詞は以下になります。

1ª pessoa do singular (eu): mim(私に), comigo(私と一緒に)
2ª pessoa do singular (tu): ti(あなたに), contigo(あなたと一緒に)
3ª pessoa do singular (ele, ela): ele(彼に), ela(彼女に)
1ª pessoa do plural (nós): nós(私たちに), conosco(私たちの一緒に)
2ª pessoa do plural (vós): vós(あなたたちに), convosco(あなたたちと一緒に)
3ª pessoa do plural (eles, elas): eles(彼らに), elas(彼女に)

口語ではこちらのほうがよく使う気がします。

前置詞が代名詞のまえにあるにもかかわらず、動詞が不定詞になる文を導入するのに役にたつ構文があります。以下に例文を示します。

Trouxeram vários vestidos para eu experimentar.
Não vá sem eu mandar.

前置詞『com』といくつかの代名詞の組み合わせは特殊な形を生みました。それが『comigo』, 『contigo』,『 consigo』,『 conosco』 ,『convosco』です。そのような語は文の中で副詞的な付属語として機能します。それ自体はそんなに重要ではありません。基本的に『~と一緒に』という風に覚えておけばいいと思います。
例文

Ele carregava o documento consigo.

この文を訳すと『彼はその文書を携帯した。』という感じになります。ここで『consigo』は『com』と『si』が合わさった語なので、『自分と一緒に』という意味です。訳の中には表れていませんが、彼自身に文書が付随していることを明確に表すために使われているような印象です。

また時たまある例ですが、『conosco』や『convosco』は『outros』『mesmos』 『próprios』『todos』『ambos』またはいくつかの数詞で補強される場合、『com nós』e『com vós』に置き換えられます。例

Você terá de viajar com nós todos.
Estávamos com vós outros quando chegaram as más notícias.
Ele disse que iria com nós três.




再帰代名詞(Pronome Reflexivo)

再帰代名詞は直接目的語、間接目的語の両方として機能しますが、文の主語について言及します。それらは主語が動詞によってあらわされる行動(実践または受ける)を示します。
以下に再帰代名詞を示します。

1ª pessoa do singular (eu): me, mim. 例
Eu não me vanglorio disso.
Olhei para mim no espelho e não gostei do que vi.
『vangloriar』は『高慢にする』という意味の他動詞なので再帰代名詞が必要です。

2ª pessoa do singular (tu): te, ti.例
Assim tu teprejudicas.
Conhece a ti mesmo.

3ª pessoa do singular (ele, ela): se, si, consigo.例
Guilherme já se preparou.
Ela deu a si um presente.
Antônio conversou consigo mesmo.

1ª pessoa do plural (nós): nos.例
Lavamo-nos no rio.

2ª pessoa do plural (vós): vos.例
Vós vos beneficiastes com a esta conquista.

3ª pessoa do plural (eles, elas): se, si, consigo. 例
Eles se conheceram.
Elas deram a si um dia de folga.

はい。
基本的には意味をしっかり覚えておけば使えると思います。他動詞自動詞は少しずついろんな動詞に触れインプットしていきましょう。 最初はなかなか覚えられないですが、多くの文に触れていけば自然に身につくと思います。
じゃ。