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ポルトガル語を勉強するなら発音練習は絶対必要。きれいな発音が話したり聞いたりする実践的な力に直結しているよ。

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ぼくは2年ほどブラジルに住み、ポルトガル語の勉強は6年目になる。大体思うように話せるし、ニュースや日常会話も問題なく理解できるようになったのだが、今になって振り返るとあまり効率の良い勉強方法ではなかった気がする。ポルトガル語の勉強を始めるならば、また既に始めているならば、自分の発音がきれいかどうか確認し、もしそうでなければきれいに発音する練習をしよう。これは必ず一番最初にやるべき勉強だと思う。発音というのはスピーキング、リスニング、リーディングの3つの能力に直接関係してくる。

僕はブラジルにいたとき、1年が経過したにもかかわらずそんなに自分のポルトガル語が上達したと感じていなかった。実はその原因がまさに発音にあった。

どんなに本で勉強しても、どんなに単語や文法を覚えても、正しい発音が出来ないと自分が言ったことがネイティブには伝わらないし、理解してもらえなければ、自信をなくすし、勉強するモチベーションはあがらない。また例え本で既に暗記して知っている単語でも聞き取れないのだ。すなわち自分の中にない発音は聞き取れないし、伝わらないのだ。

これでは実践力は0に等しい。1年目の僕がまさしくそんな感じだった。その後たまたまサンパウロ大学に通うブラジル人に発音を一カ月くらい教えてもらう機会があり、その後の自分のポルトガル語力が格段に上がった感触があった。
 だから発音練習は最初にしっかりやるべきである。。この記事に書いてあるようにやれば、2週間ほどでマスターできるだろう。
それでは。



rの発音

coração (コラサゥン)
natureza (ナトゥレザ)
entretanto (エントレタント)
agradecer (アグラデセル)
maravilhoso (マラヴィリョゾ)
praticar (プラチカール)
igreja  (イグレジャ)

かっこの中はなるべく正しい発音をカタカナにするとこんな感じになるということで付けた。

発音のコツ

英語でもよくあるLとRの違い。Lは基本的に普通のラリルレロで良い。じゃあRは何が違うのか。それは舌の力を使うということだ。舌の力を使いながらラリルレロと言う感じ。実は一番ネイティヴに近いのはヤクザとかが言う(実際今の時代にまだ使ってるのか分からないけど)“オラァァ”というときの舌の使い方。その時に舌を振動させながら、ラが重なるように発音される。子供のころにラのようなルのような中間の音でルルルルルル・・・・と舌を連続で振動させたことはないだろうか。実はあの舌の使い方が完璧なのだ。それでcoraçãoを発音するとコラララサゥンみたいになる。これで何回も発音し慣れさせると良い。最終的には舌を振動させる直前で止めながら発音するのがネイティヴに最も近い
いいだろうか。ポイントは舌の力を使うこと。実は日本人はこれが苦手だ。なぜか。それは日本語の発音は極めて単調で舌の力などほとんど使わないからだ。だから正しい発音が分かったからできるようになる訳ではない。必ず意識して何度も発音し練習し舌に慣れさせること。慣れれば自然に正しい発音でできるようになる。


vの発音

viver (ヴィヴェール)
voz (ヴォズ)
vida (ヴィダ)
havia (アヴィア)
vento (ヴェント)

これはたぶん英語と同じである。下唇を上の歯で噛むようにしながら発音する。


ciの発音

experiencia (エスペリエンスィア)
capacidade  (カパスィダージ)
precioso (プレスィオーゾ)
suicidar (スイスィダール)
especial (エスペスィアゥ)
suficiente (スフィスィエンチ)
ciencia  (スィエンスィア)

発音のコツ

このciの発音もめちゃくちゃ重要。ぼくは何冊か参考書を持っていると言ったが、その中の一つにポルトガル語の発音についてこう書いてあった。“ポルトガル語の発音はローマ字読みと同じだから楽勝だね!”と。一応最後までその参考書に目を通した後、捨てた。そんないい加減なことが書いてあるやつはあてにならないからだ。
この発音についてだが、カタカナで書くと「シ」ではない。「スィ」である。これが自然にできるかでポルトガル語の本の読みやすさも全然違うと思う。「シ」と発音するよりも上の前歯の後ろ当たりに少しスペースを作って、息を出しながら発音する感じ。やってみるとそういう風になると思う。いいだろうか。
「ci」は「スィ」である。「シ」ではない。cienciaは「スィエンスィア」。二回出てくるからこれがかなりいいにくい。これがうまくできるかで時間がたつと聞き取り能力とリーディング能力が天地の差になる。


zの発音

vazio  (ヴァズィオ)
cozinhar (コズィニャール)
dizia (ジズィア)
fazia (ファズィア)

発音のコツ

「ci」のzバージョン。つまり「ズィ」と発音する。diziaは「ジズィア」になる。dで始まるから「ジジア」となりやすいので気を付ける。ciが出来れば問題ないと思う。


siの発音

possivel (ポッシヴェウ)
explosivo (エスプロズィヴォ)
situação (スィトゥアサゥン)
simbolo (スィンボロ)
prisioneiro (プリズィオネイロ)
visitar (ヴィズィタール)
Ensinar (エンスィナール)

発音のコツ

基本的な発音のルールは参考書で確認してもらいたい。
頭に来るときなど、濁らないときはciと同じ、すなわち「スィ」になる。いいだろうか。同じである。特にSituaçãoは日本人が正しく発音するのが最も難しい単語の一つだと思っている。英語だとこの単語はsituation「シチュエイション」と読むと思う。だから「シチュアサゥン」になりやすい。正しいのは「スィトゥアサゥン」である。「シ」ではなく「スィ」で、「チュ」ではなく、「トゥ」である。それで読むとものすごく読みにくい。でも慣れてくるとどんな単語でも意識なく自然と正しい発音で読めるようになる。せっかく外国語を勉強するのならば、細かいところにもこだわり高みを目指してこそ良い仕事ができる。


traの発音

encontrar (エンコントラール)
estrada  (エストラダ)
atraves  (アトラヴェス)
estragar (エストラガール)
trabalhar (トラバリャール)
concentrar (コンセントラール)

発音のコツ

???と思われるかもしれないが、日本人にはやはり難しい発音だ。基本的には「トラ」と発音すればいいのだが、この「ト」と「ラ」の間の間隔が極めて短く発音する感じが正しい。rの発音でやったように、tの音を発したらそのままの勢いで素早く舌を震わせながらraを発音し「トラ」と読む感じ。イメージこのtraで一音ぐらいの気持ちで読むと良い。上にあげたような単語を何回も発音し練習すると良い。実は参考書によってはこのtraは一音節で発音すると書いてある。


jの発音

junto (ジュント)
ajudar (アジュダール)
justo (ジュスト)
sujo (スージョ)
tijolo (チジョロ)
objetivo (オブジェチヴォ)

発音のコツ

英語ができる人は初めから問題ないかもしれない。この発音でよく指摘されたのがdの音が混ざっているということだった。は?d?何を言っている?と思ったが、ブラジル人には違う音に聞こえるようだ。すなわちjuntoだったらjuの間がjduみたいな感じになっているらしい。これを正確に発音するのはかなり難しい。でも練習すれば確実に少しづつきれいになっていく。カタカナでいうとダヂヅデドの音が全く混ざらないように発音する。「j」の音で最初から最後まで行く感じ。普通の日本語のカタカナで「ジュ」と読むとこれはすでにdの音が混ざっている。もっと純粋にjだけで発音する。申し訳ない。これ以上の説明ができない。


gの発音

agir (アジール)
ginasio (ジナシオ)
vigiar (ヴィジアール)
geralmente (ジェラゥメンチ)
tigela (チジェラ)
refugio (ヘフジオ)

発音のコツ

この発音をjの後に持ってきたのには理由がある。実はこれらは上のjと同じように発音する。同じ発音でいいらしい。つまり、確かにagirは「アジール」と読むのだが、「d」の音はなるべく入らないようにする。「アジュィール」、これをもう少しさらっと言って「アジール」にする感じ。カタカナにすると確実に「アジール」であってるのだが、しかし「d」ではなく「j」の発音で行くことを意識する。機会があったらネイティヴに聞くと良い。しかしその時は、多くのブラジル人は適当なので人を選ぶこと。僕に教えてくれたブラジル人は、日本人的なきめ細かさがある人だったから信頼できた。


その他

substancial (スビスタンスィアゥ)
substituir (スビスチトゥイール)
subsolo (スビソロ)
arroz  (アホイス)
rapaz (ハパイス)
trouxe (トロウセ)

その他の変わった発音を上にいくつか挙げた。上の三つは、ポルトガル語ではなぜか、母音がないときに「i」の音を弱く入れることがある。だから3つとも「スビ」となっている。電子辞書で発音を聞いてみたところ、電子辞書のもちゃんとそうなっていた。もしあるならば確認しておくと良い。
arrozとrapazは普通に読んだら「アホース」と「ハパース」なのだが、「―」が「イ」に変わる。なぜかはわからない。ブラジル人に質問してみたことがあるのだが、彼らにもわからないとのこと。でも皆そういう感じで発音する。ちなみに電子辞書は間違っていた。最後のtrouxeはtrazerの完全過去形だが、普通に読むと「トロウシェ」してしまいそうだが、正確には「トロウセ」なので覚えておくと良い。ちなみにxの発音は4つくらいあるので参考書でしっかり確認すること。



以上だが、また思い出したのがあったら追加する。