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キリスト教のペンテコステって何?聖書における成り立ちから現代の祝祭まで

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ペンテコステ

こんにちは。

今日は「キリスト教」「ペンテコステ」とは何か?ということに触れたいと思います。

「イースター」も聞き覚えがあるかと思いますが、聖書では「ペンテコステ」はその後に起こった奇跡です。要約すると以下のような感じ。

・イースター:イエス・キリストの復活
ペンテコステ:イエスの復活の50日後に起こった信徒たちへの聖霊降臨

これだけだとわからないと思うので、本日は

・ペンテコステって何?
・聖霊降臨とは言うけれど、そもそも聖霊って何?

といった面を重点的に紹介したいと思います。

キリスト教のペンテコステって何?

ペンテコステ

まずキリスト教のペンテコステには以下の二つの意味合いがあります。

・イエスの昇天の10日後に起こった信徒への聖霊降臨の奇跡
・及びその日を記念する祝祭日

現代では後者の意味で耳にすることが多いと思いますが、本質的にはキリスト教徒が神秘的な経験をして、「イエス・キリストバンザーイ!世界中に伝道に行くぞ~!」ってなった出来事だと思ってもらえばいいです。

『ペンテコステ』はキリスト教徒たちに聖霊が降臨した出来事

では『ペンテコステ』の由来となっている新約聖書の聖句を見てみましょう。

五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。(使徒行伝2/1-2/4)

ちなみにこの時は120名ほどのイエスの弟子たちが集まっていました。そこで上記のような出来事が起こったわけです。

聖霊に満たされた弟子たちは知りもしないはずの異国の言葉で話し出しました。 これが本当かどうかはわかりませんが、本当だったらすごいことですね。日本人がいきなり英語やフランス語や中国語でしゃべりだすわけですから。まさに奇跡です。

ほかの人たちはあざ笑って、「あの人たちは新しい酒で酔っているのだ」と言った。(使徒行伝2/13)

中にはこのように「酒に酔ってるんだよ、あいつら」と言ってバカにする人もいたようです。

これが「ペンテコステ」の出来事。聖書でみると一瞬ですね。

ちなみにこの後さらにイエスの一番弟子であるペテロはユダヤ人たちを集めてイエスについて紹介します。すると皆がどうしたかというと、みんなそれを受け入れてバプテスマ(洗礼)を受けるんですね。

そこで、彼の勧めの言葉を受けいれた者たちは、バプテスマを受けたが、その日、仲間に加わったものが三千人ほどあった。(使徒行伝2/41)

このように一瞬で3000人もの人がキリスト教徒になったと考えたら、この出来事がどれだけ偉大な奇跡だったかわかりますでしょうか。

この後、信徒たちが他国の言葉を使いながら、世界中に伝道に向かっていくので「ペンテコステ」は「教会の誕生日」とも言われます。

ペンテコステ後のイエスの弟子たちの変化は?

聖書に書かれている事実として、ペンテコステの後はイエスの弟子たちは本当に180度変わりました。

イエスが十字架につく前に、彼らがどうだったかというと、信仰的に非常に弱い者たちでした。はっきり言って本当に弱いです。私より弱いレベル。

イエスが十字架に処される少し前にゲッセマネというところで祈るんですが、弟子たちはイエスが祈っている間に寝てしまう場面があります。イエスはそれをやんわりと咎めますが、戻ってくると再び寝ている。

もう心が弱いんですね。

またイエスがユダヤ民族に捕えられていくときはイエスと一緒に捕えられるものはいなくて、みんなその場から逃げ出してしまうほどでした。

しかしイエスが復活し、昇天し、ペンテコステが起こった後の弟子たちは違いました。ペテロはイエスを見捨てたことを心から悔い改めて、イエスの教えを広める世界伝道に出るようになります。

現在のキリスト教の趨勢を見れば、決意した弟子たちがその後、どれだけ苦労したかがわかりますね

最終的にペテロは「逆さ十字架」でなくなったと聞いたことがあります。イエスと同じ刑ではなく、もっと重い刑に処してくださいと懇願したと言われています。

現代のペンテコステは聖霊降臨を祝う祝祭日

現代でペンテコステと聞いたら、この出来事があった日を祝う「祝祭日」のことを指している場合が多いです。

現代の聖霊降臨日(ペンテコステ)はいつ?移動祝祭日。

ペンテコステは移動祝祭日です。毎年変わるんですね。 復活祭(イースター)から50日後です。下記イメージ。

ペンテコステ

時系列で表すと

・イエスの十字架の死
・その3日後にイエスが復活
・その後、40日間にわたってイエスの伝道活動
・イエスの昇天
・その10日後に聖霊降臨の奇跡

よってイエスの復活(イースター)から50日後(7週間後)となります。

そのイースターが「春節の後の最初の満月の次の日曜日」という定義なのでその50日後の日曜日がペンテコステですね。 ちなみにペンテコステは

・聖霊降臨祭
・五旬節
・五旬祭

などとも呼ばれます。

聖霊降臨とは言うけれど、そもそも聖霊ってなんなのさ?

ペンテコステが聖霊降臨なのはわかるけど、、、。 日本人だと「ていうかそもそも聖霊って何なんだよ?」って思う人のほうが多いのではないでしょうか。

聖霊を一言でいうと「神とイエスによってもたらされる神秘的な体験」ということが出来ます。

では聖霊を理解するためにまず聖句を少し見てみましょう。

聖霊が出てくる聖句をいくつか。

例えば次の聖句

「ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは間もなく聖霊によって、バプテスマを授けられるであろう」。(使徒行伝1/5)

バプテスマというのは洗礼のことです。この聖句を見ると聖霊は「バプテスマを授けることが出来るもの」のように思われますね。 そういう一種の特別な権能があるということです。

「聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」。(使徒行伝1/8)

この聖句を見ると聖霊が力を授けるかのように書かれています。「聖霊に満たされる」というのはどこからともなく力が湧き上がってくることなんですね。

「兄弟たちよ、イエスを捕えた者たちの手びきになったユダについては、聖霊がダビデの口をとおして預言したその言葉は、成就しなければならなかった。」(使徒行伝1/16)

ダビデとはユダヤ民族の統一王国時代の王ですが、ダビデの預言は聖霊がその口を通してした、ということになっています。聖霊は預言をする存在である、ということです。

これらの聖句より聖霊とは非常に観念的な、神秘的な存在であるということが窺えると思います。

・洗礼を授ける
・力を授ける
・預言を授ける

こういったことが出来るのが聖霊です。その字のごとく「聖なる霊」と捉えてもらってもいいかと思います。良い霊が憑依しているようなイメージでしょうか。

聖霊降臨の個人的な体験としては、、、

聖霊降臨とか聖霊体験とよく言われますが、私も宗教家の端くれとしてそのような体験はあります。

非宗教家の方にもわかりやすく言うと、非常に心霊的に敏感になっている状態です。そしてまるで神様からの願いというかメッセージというか、「神の心」に接しているような感覚になるんですね。

こういうこと言うと極端な無神論者や唯物論者は強烈に非難すると思いますが、実感としてはまさにそんな感じです。非常に神秘的な境地に入っていって、自分の意志と関係なく涙が止まらなくなるようなことがあります。そしていろんな出来事に感謝の想いが湧いてきたりします。

そして神が今、自分に何を願っているか、ということが感じるんですね。例えば、生きていれば、中々思うようにいかないことや上手く結果が出ないこと、理不尽なことってよくあるじゃないですか。

でもそういう中で不貞腐れて腐っていくのではなくて、「これは私に与えられた試練だ」と自然に受け入れられる境地。

そして神が絶対的に自分のことを信じてくれている、だから乗り越えられるはずだ、という気概と力が湧いてきたりします。

私の場合は良く祈祷の時間などにそういう体験や感覚がありました。 聖霊降臨というのは、そのような「神秘的な体験」と言ってもいいでしょう。

聖霊降臨祭(ペンテコステ)には何をするの?

ペンテコステでは何をするかというと日本では礼拝をおこないます。

ヨーロッパの国々などでは様々な祝い方をします。

フランス、イタリア:聖書に倣って「激しい風のような音」をトランペットを演奏。バラの花びらを撒いて「炎」を表現
南ドイツ、スイス、オーストリアなど:牡牛に花の冠をつけてパレード
オーストリアのザルツブルグ:音楽祭

一度は行ってみたいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 本日は「キリスト教」の「ペンテコステ」についてご紹介いたしました。ペンテコステとは一言でいうと

・聖霊降臨により、イエスの弟子たちが神秘的な体験をし、真のキリスト教徒になった。
・及びその日を記念する祝祭

ということでした。

聖霊降臨とは、心霊的に敏感になって生じる極めて「神秘的な体験」です。 聖霊というのが多分、日本人にはとっつきにくいところだとも思いますが、神学的にはとても重要な存在です。

では、本日もお読みいただき誠にありがとうございました!

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